皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
ちょうど昨日(4月13日)からタイのお正月、ソンクラーンね。
今年は、新型コロナの影響で、もちろん派手な水かけ祭りは延期となっているようだし、ソンクラーン期間を含んだ暫くは、酒類の販売も禁止されているようだわ。
タイの方々にとっても、前代未聞のソンクラーンなのではないかしらね。
日本でもお家で過ごされる時間が増え、毎食お家で召し上がっていらっしゃる方も増えていると思うわ。
前々回、チンするだけのグリーンカレーのお話をさせて頂いたけれど、今回はもう少しお料理っぽい感じで。(笑)
日本のスーパーマーケットでもお総菜として目にすることも出てきたタイ料理に、‘ガパオライス’があるわね。既に、日本風にアレンジされて、定着してきた感もあるくらいに感じるもの。
実はこのパットガパオというお料理、あることさえクリアすると、最も簡単に本格的なお味が楽しめるタイ料理のひとつなのよ。
今日は、そんな「お家でガパオご飯」のお話。
パットガパオの大前提
そもそも、‘ガパオライス’のガパオって何かしら?と思われていらっしゃる方も多いと思うけれど、ガパオとは、ホーリーバジル(holy basil)と呼ばれるハーブなのよ。
タイ料理では、ホーリーバジルの他にも、スイートバジルというバジルも良く使われていて、こちらはイタリアンのバジルに似た風味があるわ。
それに、実はホーリーバジルにも赤と白の二種類があるそうで、赤ガパオの方が辛みがあって、栄養価も高いそうよ。
そう、だからこのガパオ・ホーリーバジルを使っていない炒め物は、ガパオにあらず!なのよ。
最初にお話しした‘あることさえクリアすると’というのは、‘ガパオ・ホーリーバジルが手に入ると’ということなのよ。
いざクッキング!
ところで、日本で‘ガパオライス’というと、決まって豚ミンチの炒め物だけれど、使う食材は、お好みのもので良いのよ!
実際にタイでは、スライスされたお肉や、鶏肉、シーフードやお魚のお団子などでもパットガパオは作られていて、それぞれに美味しいの。
併せるお野菜としては、ダントツでインゲンが多いわね。
ホム マリが思うに、パットガパオは、ガパオの風味と唐辛子の辛さを味わうお料理だと思うので、あまり独自のお味が強いお野菜よりは、インゲンのような食感を楽しむお野菜の方が合う気がするわ。
お好みの食材とガパオの他は、ニンニク(みじん切り又は叩き潰したもの)、砂糖(隠し味程度)、ナンプラー、唐辛子(できればフレッシュな青唐辛子と赤唐辛子、でも鷹の爪だけでもOKよ。)、オイスターソース。
調味料は、そこまでハードルが高くないでしょ?だから、ガパオさえ手に入れば、簡単にお家でできるタイ料理なのよ。
調理の方法は、一般的な炒め物と同じで、熱したサラダ油にニンニクと唐辛子を加え、香りがたってきたら、食材とガパオを投入し、オイスターソース、砂糖、ナンプラーで味付けすれば出来上がりよ。
付け合わせには、タイでも目玉焼き(タイの場合は、揚げ卵といったほうが良い作り方だけれどね)を添えることが多く、パットガパオの辛さを卵の黄身で抑えながらいただくというのが、ホム マリの実情かしらね。笑。
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いかが?「お家でガパオご飯」も夢ではないと思って頂けたかしら?
確かに、フレッシュなガパオを手に入れるのが日本ではまだ難しいけれど、ニーズが高まればそのうちスーパーマーケットにも並ぶ日が来ると、ホム マリは夢見ているのよ。
かつてパクチーがそうであったようにね。
それでは、皆さま、チョクディーカ。