皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
今年は、丁度今日がロイクラトンね。
ロイクラトンを迎えると、なんだか一年もラストスパート!という感覚が湧いてくるのよね。

ところで、お家でタイ料理作りに励むようになって、ホム マリは、書籍でもタイ料理に関するものを探し求めるようになったわね。
現在も、本屋さんに並べられている本はあるけれど、結構絶版とか廃版になってしまっているものも多くあるのよ。
そんな中でも、ホム マリの本能的に、‘これは古本でも手に入れたい!’とピーンときた本があるの。
そして、めでたく入手できたのだけれど、読んでビックリ
なんという充実ぶり!!
今日は、ホム マリにとって、タイ料理バイブル的存在になりそうな、「『アジアのフランス料理』タイ料理の魅力 暮らしの設計No.226(中央公論社 発行)」のお話。

時代を感じさせないエレガントなタイ料理

『アジアのフランス料理』タイ料理の魅力 暮らしの設計No.226(中央公論社 発行)」という本は、1996年8月に発行されているのよ。
かれこれ25年前四半世紀という言葉が当てはまるわね。
ホム マリの記憶では、一般的にタイ料理などは、まだ‘エスニック料理’と十把一絡げに思われている方も多い時代。
当時は、ホム マリ自身も、東南アジアより俄然欧米に目が向いていたわね。
きっと、そんな時代のタイ料理の本だから、当時の日本で手に入れやすい食材で、頑張って‘タイ料理です!’感を出したお料理が多いのかも、という思いも多少あったのよ、この本が届くまでは。

でも、いざこの本を手にしたら、そんな思いも杞憂だったわね。
ご覧になって、この表紙のお料理。
細部までこだわって作られているのが見て取れるお料理ばかりで、華やか
使われている食器も、宮廷料理に使われるベンジャロン焼きからセラドン焼き、素朴な素焼きのポットまであって、タイ料理を網羅されているのが一目瞭然ね。

ページを開くと、先ずは、定番タイ料理の作り方よ。
トムヤムクンプーパッポンカレーパッタイなどに加えて、今ではどなたでも一度は耳にされたことがあるのではないかと思うくらいメジャーになったガパオ炒めも出ているわ。
もちろん、ガパオホーリーバジル)が紹介されているし、塊のお肉からミンチ状にすることなど、丁寧に作り方が掲載されているの。

ガパオに限らず、バイマックルーカーなど、タイ料理に欠かせないハーブ唐辛子も紹介されているし、最近出版されたタイ料理の本とも遜色ないほど、タイ食材についても詳しく書かれているわ。
それに、タイカレーに関しては、各カレーペーストづくりの材料から出ていて、当時からタイ料理がお好きだった方のみならず、初めてタイ料理というものに出会った方の好奇心も搔き立てたのではないかしら。

そして、「『アジアのフランス料理』タイ料理の魅力 暮らしの設計No.226(中央公論社 発行)」の中で、特筆すべきは、宮廷料理のことが扱われていることね。
ホム マリも何冊かタイ料理に関する本を読んでいるけれど、ここまで数多く華やかに再現されている本は、あまりないのではないかしら。

更に、当時の駐日タイ王国大使夫人のお話や、フレンチのシェフによるタイ料理的要素を取り入れたフレンチのレシピなど、本当に盛りだくさんの内容が130ページ弱の本に溢れかえっているわ。

裏表紙の広告が時の流れを感じさせてくれるわね

そもそも「暮らしの設計」というシリーズは、和食フランス料理中華ケーキパン作りなど、各号ごとのトピックが、とことん掘り下げられた内容で、お料理好きの間では人気のあった書籍のようね。
外国料理では、フレンチ中華が圧倒的に発行号が多い中で、タイ料理の特集回であった「『アジアのフランス料理』タイ料理の魅力 暮らしの設計No.226(中央公論社 発行)」は、今となっては、とても貴重な号と言えるのではないかしら。

ホム マリも、この一冊を読み終えて、益々タイ料理の魅力に惹かれたわ。
そして、更に知りたい!と。
なかなか手に入れるのは難しい本ではあるけれど、「『アジアのフランス料理』タイ料理の魅力 暮らしの設計No.226(中央公論社 発行)」は、紛れもなく、ホム マリのお薦めの一冊よ。
それでは、皆さま、チョクディーカ。

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