皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
お家でタイ料理を作るために、ホム マリは、時々タイ食材店に足を運ぶのだけれど、そこには‘これは何?’‘どのように使うのかしら?’と、興味をそそられる食材も多くあるのよ。
基本的にホム マリは、今までに頂いたことのあるお料理や、タイ料理のお教室で習ったお料理をお家で作って楽しんでいるのだけれど、そのような食材たちを目にすると、‘使ってみたい!’‘頂いてみたい!’という思いが沸々と湧き上がってくるの。
そして遂に、ある食材を制覇したわ。
今日は、「お家でタイ料理 ~完全予習型ゲーンオム編~」のお話。
ヤーナーン汁とは何かしら?
下のお写真が、ホム マリが気になっていたタイ食材である筍の缶詰よ。
タイでも筍は時々お料理に使われるので、本格的にタイの筍を使ってみましょ!と、タイ食材店にお伺いしたら、この様な缶詰を発見したの。
‘ヤーナーンリーフのエキス漬け筍’
タイ料理では、様々なハーブをふんだんに使うのだけれど、ヤーナーンリーフ、今までお聞きしたことが無かったわ。
しかもそのエキスに筍が漬かっているとは、どの様に頂くのかしら?!
と、興味が湧いてきたの。
(タイ食材店には、筍が入っていない‘ヤーナーン汁のみの缶詰’もあるわ。)
でも、全くイメージが湧かない状態で、蓋を開けたらとんでもない香りが漂ってきたらどうしましょ?とか、さすがのホム マリも暫く様子見状態だったのだけれど、この度、意を決して‘ヤーナーンリーフのエキス漬け筍’に挑戦してみることにしたのよ。
少し調べてみると、ヤーナーンリーフは、東南アジア原産のハーブで、ラオスやタイでは昔から薬草的な用法で用いられてきたみたいね。
今でもラオスやタイのイサーン(東北地方)では、お料理に使われているのだそう。
そして、どうやら葉っぱそのものを頂くというよりは、この缶詰のように、葉から搾りだした汁を使うようね。
イサーンでは、その汁をゲーン(カレーやスープのような煮物)に使っているらしいわ。
しかも、ヤーナーン汁を使ったゲーンも何種類かあるようなのだけれど、ホム マリは、先ずはベーシックそうなゲーンオムというお料理に挑戦してみることにしたの。
未知なるタイ料理を目指して
ゲーンオムの作り方も、手探りで調べてみたのだけれど、具材としては、割と何でもOK的なお料理みたいね。
イサーンでは、牛・豚・鶏・ホルモン系に加え、カエルも使われることがあるみたい。
ただ、パクチーラオ(ディル)は必ず入っていて、ホーラパーかメンラックもどちらかは使うよう。
この様に、ハーブの組み合わせがイサーンっぽいわね。
さて、お料理を始めて、緊張の一瞬を迎えたわ。
ヤーナーン汁との初対面!
と蓋を開けると…。
筍が満タン過ぎて、汁がよく分からない?!笑
しかも、恐れていた‘香り’は無く、メンマのような香りがしたわ。
でも若干、汁の色が緑色なのがお分かり頂けるかしら?
筍も裂けているみたいなので、このままお鍋に入れちゃいましょ♪と思ったものの…
なんと根元は切れてない!笑
巨大な茶筅のような筍がゴロゴロと出てきたでは!
慌てて取り出してカットしたわ。
こういうところがAmazing Thailandよね、とちょっと懐かしい感覚が蘇ってきたわよ。
そうこうしながら、初のゲーンオム、完成したのがこちらよ。
ホム マリは、豚のスペアリブ、かぼちゃ、冬瓜、つるむらさき、パクチーラオ、ホーラパーを入れてみたわ。
ペーストは、レモングラス、ホムデン、プリックで作ってみて、お味付は、ナムパラーとナムプラーよ。
ヤーナーン汁自体のお味は、特徴があるものではなく、ホム マリは美味しく頂いたわ。
むしろ先ほどもお話させて頂いた、ハーブの組み合わせがとても斬新な感じがして、これからも取り入れていきたい!と思ったわね。
なにせ、今まで頂いたことが無いお料理なので、これが本当のゲーンオムかどうかは分からないのだけれど、ホム マリの感覚では、そんなに大外れではない気がしているの。
「お家でタイ料理 ~完全予習型ゲーンオム編~」としては、大成功だったのではないかしら。
次回タイに行ったら、やりたいこと、行きたいところ、頂きたいものはいっぱいあるけれど、このゲーンオムの正解も確かめるというミッションも新たに加わったわ。
それに、まだまだある謎のタイ食材。
さてお次は何に挑戦しようかしら?
それでは、皆さま、チョクディーカ。