皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
南国のタイでは、身近なお花に蓮の花があるわ。
日本では、仏花のイメージが強く、お店に出回るのもお盆の時期に限らているわね。
でも、蓮の花は、凛とした気高さと華やかさを併せ持つ、ゴージャスなお花なので、日本でももっと広まればよいのに!と、ホム マリは思っているのよ。
今回は、そんな蓮の花を使ったフラワーアレンジメントのお話。
花びらを折りたたむ!驚きの技
ホム マリは、もともとフレンチスタイルのフラワーアレンジメントを習っていて、お花には、とても興味があるの。そんな中、バンコクに住み始めて暫くしたころに、「蓮の花を使ったブーケ教室」というお教室が開催されるの知り、迷わず参加したのよ。
今まで、蓮の花をフラワーアレンジメントやブーケで使ったことがなかったので、どのようになるのかしら?と、楽しみだったわ!
お教室に行くと、白い蓮の花が用意されていたわ。
タイ人の先生による、説明とデモンストレーションが始まったのだけれど、ブーケの組み方の練習ではなく、蓮の花びらを折り曲げ始めたから、滅茶苦茶驚いたの!!
洋花でも、ワイヤーを巻き付けてお花を固定したり、ドラセナのような葉っぱを折り曲げたりと、人工的な加工を施すことはあるけれど、お花自体に手を加えるというのは、経験がなかったからね。
でも、先生が外側の花びら2~3周を折りたたみ終わると、なんとも可愛らしいお花の中心部が顔をのぞかせたでは!
しかも、蓮の花びら独特の、シャープなイメージがとれ、全体的に丸みを帯びて優しい雰囲気に変身したわ。
確かに、蓮の花って、水に植わっているときは、ちゃんと花開くけれど、切り花になると綺麗に花開くのが少ないような気がしてたのだけれど、こうすることで、花開いた状態を保って見せることができるのよね。
ホム マリ達も、何本か花びらの折りたたみ方を練習し、最後は、この様に(タイ風?)ブーケにしたのよ。
工夫次第でバリエーション豊かに
最初にもお話したとおり、蓮の花は、タイではとてもポピュラーなお花なの。
特に、ホテルやレストランのエントランスなんかに飾られていることも多く、目にされたことがある方もいらっしゃるのではないかしら?
こちらは、某ホテルの水瓶に浮かべられていた蓮の花よ。
お花の部分だけを使っているけれど、花びらは、きちんと折りたたまれているでしょ!
日本人的感覚からすると、自然のものを自然のままであるように、ということをいかに楽しむか、そしてその自然の中に美を見つけ出すものだという意識が働きがちよね。
でも、今回の蓮の花のアレンジメント体験を通して、美しいものに手を加えて、さらに美しく見せるという、タイ人的感覚を少し学んだ気がしたわ。
次回、タイで蓮の花を見かけられたときは、ちょっと気にしてご覧になって。
きっと、花びらが折りたたまれているわ!
それでは、皆さま、チョクディーカ。