皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
バンコクの中で、アクセスも良く、定番中の定番観光スポットといえば、‘ジム・トンプソンの家’を忘れてはならないわね。
言わずと知れた、タイのシルク王、ジム・トンプソンがお住まいになっていた家がミュージアムとなっていて、ショップやレストラン、カフェも併設された施設になっているのよ。
でも、‘シルクはそこまで興味ないし’とか、‘ショッピングセンターのお店で買えばいいじゃない’と思われている方も実は多いように感じるの。
ホム マリから見ると、‘もったいない!’なのよ。
今日は、そんな「Jim Thompson House & Museum」のお話。
タイ風情と西洋的オリエンタルの融合
「Jim Thompson House & Museum」、日本語ではジム・トンプソンの家として知られている施設は、賑やかなサイアムからもほど近い、BTSナショナルスタジアムから歩けるところにあるのよ。
周囲は、コンドミニアムやホテルが建ち並ぶ中、突然タイ風情溢れる建物が現れるの。
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敷地に入るとすぐにあるのは、ショップやレストランエリアで、この辺りは、ミュージアムに入場しなくても、自由に訪れることができて、もちろんお買い物やお食事もできるのよ。
そんなエリアを更に進むと、ミュージアムゾーンが現れ、入場料をお支払いしてガイドツアーに参加することになるのよ。
こちらのツアーに参加しないと、ジム・トンプソンの住んでいらしたお家の中には入れないので、ご注意を。(でも、中のお部屋や備品は、絶対に説明してもらいながら鑑賞したほうが、楽しいし、興味もわくわよ。)
ところで、ジム・トンプソンとは、どの様な方だったのかというと、もともとは、第二次世界大戦中、アメリカの諜報部隊の一員としてタイに入り、終戦後もそのまま滞在し続けたのね。
その間、当時は粗悪品だったタイシルクの復興に尽力し、品質やデザインを欧米クオリティにまで引き上げられたのよ。
その彼の功績のおかげで、ジム・トンプソンのブランドだけではなく、タイシルク自体が広く世界に知れ渡り、価値が向上したといってよいわね。
それと同時に、彼は古美術にも興味があり、タイをはじめ、東南アジア一帯からアンティークをコレクトされていたそうで、そのコレクションを、こちらのミュージアムでは拝見できるのよ。
ところが彼は、1967年の3月、休暇で訪れていたマレーシアのキャメロンハイランドで忽然と失踪してしまったお話しは、あまりにも有名よね。
現在も謎に包まれたミステリーは、松本清張氏も‘熱い絹’という小説で取り上げていらっしゃるわ。
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入場料は、大人200バーツね。
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こちらの建物が、ミュージアムとなっていて、ツアーの対象となっている母屋よ。
タイの伝統的建築、高床式構造をアレンジして、1階に玄関ホールを作られたのが、西洋人らしいジム・トンプソンのアイデアね。
この後、ガイドさんに連れられて、お家の中を見学させて頂いたのだけれど、建物の中での写真撮影は禁止よ。建物の外では、スマホでの撮影はOKだけれど、カメラはダメだそう。
手荷物は、ロッカーに入れて、靴は脱いでお邪魔します。
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高床式建物のピロティにも、アンティーク家具や古美術がさりげなく展示してあるのだけれど、お庭の鬱蒼と生い茂った植物が醸し出す熱帯感と相まって、なんともエキゾチックな雰囲気なのよ。
ホム マリは、この場所、大好き!
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こちらの壁にかけられているもの、何かお分かりになるかしら?
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近付くとこの様な感じよ。
実はこちら、昔使われていたタイシルクのデザインの版だそうよ。
組み合わせられるように、いくつかのパーツに分かれていて、上部のメモリのようなところは、メジャーになっているんですって。
この版で復刻したら、どの様なシルクになるか、いつか見てみたいわ!
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ピロティだけでも素敵な雰囲気だと思われない?
これが、お部屋に入ると、アンティーク好きには垂涎もののコレクションの数々が、所狭しと飾られているのよ。
ホム マリは、特に器が好きなのだけれど、昔のベンジャロン焼きの食器や、ワインのデキャンタなど、とても興味深かったわ。
あとは、繊細な図柄のタペストリーも、忘れがたいわね。
それに、お部屋自体もとても工夫されていて、西洋人らしいアレンジが、とてもオリエンタルな雰囲気を増長させていて、とても素敵なの。
これは、本当に、現地に行ってのお楽しみ!よ。
母屋を中心としたガイドツアーが終了すると、ミュージアムの屋外エリアを自由に見学できるのよ。
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上のお写真は、庭師のお家だったそうなのだけれど、お庭は、まるで熱帯の植物園のようで、当時から、お手入れがきちんとされていたのね。
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ツアーのあとのティータイム
ミュージアムをじっくり楽しんだ後は、ちょっと休憩&そのほかの施設を拝見。
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こちらは、入り口で見えていた建物の2階で、カフェになっているわ。
デコレーションが可愛いわね。
でも、ホム マリがお伺いしたときはクローズしていたので、お茶タイムはレストランで。中庭を挟んで向こうの建物にレストランがあるのよ。
この景色だけでも、タイっぽいでしょ?!
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レストランのお席からの眺め。
錦鯉がいっぱい泳いでいて、なんとも西洋人好みな‘オリエンタル’全開!
垣根の向こうの建物は、ミュージアムよ。
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お席からの眺めを楽しんでいると、お願いしていたテンモンパン(スイカスムージー)の登場!
ちょっと疲れたときは、これが最高!
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お味は、若干、シロップの甘さが効いていたけれど、歩き回った後には全身に染み渡る美味しさだったわ。
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ふと、気が付いたのだけれど、ジム・トンプソンさんでは、紙のストローを使っていらっしゃるのね!
日本でもまだあまり見かけないけれど、こうした先進的な取り組みをされているのは、素晴らしいことだわ!
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ホント、バンコクの都心で、こんなに身も心も充実感を感じられるなんて、やっぱり「Jim Thompson House & Museum」さん、凄いと思うの。
敷地内は、緑も多いし、ほっと一息つきに来るだけでも価値のある場所だわ。
勿論ミュージアムは、お薦めだけれどね。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
Jim Thompson House & Museumはどこかしら?
BTSナショナルスタジアム 1番出口 徒歩5分
ソイ(路地)の中を往復するトゥクトゥクサービスもあるわ。
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