皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
ここ最近、日本でのタイ料理屋さんの増加具合には、目を見張るものがあるわね。
そして同時に、タイ料理の幅を楽しめるようになってきているわ♪
というのは、タイのストリートフードや屋台料理を目指していらっしゃるお店から、オーセンティックな‘これぞタイ料理!’といったお料理を出していらっしゃるお店、そして、日本の食材を上手く組み合わせて、日本だからこそ提供できる‘タイ割烹’と呼ばれるようなタイ料理のお店など、日常のシーンに合わせたタイ料理を選べるようになってきているということよ。
中でも‘タイ割烹’は、近年東京などの都市部で散見されるようになり、ホム マリの生活圏、大阪にもあるのをリサーチしていたの。
そしてこの度、お伺いすることができたので、今日は、「大阪の完全予約制タイ料理店 Artist プリック」のお話。
箕面の住宅街の一軒家レストラン
ホム マリがArtistプリックさんを知ったのは、SNSを通じてなのだけれど、直ぐにお伺いしてみたい!と思ったわ。
そこで、ホームページを拝見すると、完全予約制でディナーは1日一組限定。
しかも、ロケーションが飲食店としては、お世辞にも‘便利’とは言えない場所。
昨今の状況も相まって、ホム マリが一人でフラっとお伺いするのはちょっと難しいお店だわ、と思っていたのは確かよ。
でも、漸くコロナも収まりつつある中、やっとArtistプリックさんにお邪魔することができるとなったときは、感激だったわ!
そして、いざお伺いしてみると、なんと、箕面の閑静な住宅街に佇む本当に一軒家だったのよ。
お店に入るときも、インターフォンをピンポーンと鳴らして、お邪魔します!という感覚だったわ。
シェフの才能あふれる空間
まずお玄関に上がると、たくさんの絵画が並べられているの。
あとでお聞きしたところによると、全てシェフでいらっしゃるマダムがお描きになったものだそうよ。
正に‘Artist’ね。
そして、お食事を頂くのはお二階ということで、緩やかな階段を上って通されたお部屋がこちらよ。
次々と披露される繊細なタイ料理
お席に着いたら、先ずはウェルカムドリンクのバタフライピーティー♪
その後は、タイのモンスーンバレーのワインを置いていらっしゃったので、皆で白を頂いたわ。
そしていよいよお料理が登場!
品数がたくさんあって、最後の方は、頂いた順番があやふやだけれど、ホム マリの記憶の限り、順番にご紹介させて頂くわね。
一品目は、エビと蟹のナンプラーソース。
ナンプラーソースの香りがとても良く、エビや蟹の甘みとナンプラーの塩味が相性抜群よ。
2品目は、生牡蠣のナムチムタレー(シーフードソース)添え。
ホム マリが申し上げるまでもなく、絶品でございましたわ。
3品目は、カオタンナータン。
タイの宮廷料理で、お焦げディップよ。
タイ料理屋さんでこれを置いていらっしゃるところは、意外と少ないので、ホム マリもお家で作りたい!と思いつつも、お焦げをなかなか作れずにいるのよ。
なので、目にしたときは、嬉しかったわ!
もちろん、サクサクのお焦げにちょっぴり甘めのディップが美味しくて、いくらでも頂けてしまいそうだったわ。
そして、ここでスープ仕立てのグリーンカレーの登場よ。
グリーンカレーは、ホーラパーの香りも高く、かつ青唐辛子のスッキリとした辛さも味わえて、こちらをスープ感覚で提供されているのが素晴らしいわね。
一般的なお店だと、これにお肉系を加えて、ガッツリとメインのお料理として出てきそうなレベルよ。
ホム マリの中で、‘お洒落なタイ料理屋さん’ではグリーンカレーにはロティという定義も当然のようにクリアされ、しかもロティはバジルのグリーンが美しいわ!
流石だわ!!
お次は、前菜プレートと仰っていたけれど、これまた手の込んだお料理のオンパレードよ。
デンファレから時計回りに、カイルーククゥイ、ドラゴンフルーツとお名前忘れたフルーツ(苦笑)、生春巻き、えびせん、手羽先のガイヤーン。
お料理が次から次へとやってくるので、どんどん行くわよ。
次が、これまた絶品だったトムヤムクン!
一口頂くと、まるでフレンチのビスクスープのような濃厚さと風味なの!
実はホム マリ、日本ではトムヤムクンがどうもコクが無いお店が多い気がして、あまり頂かないのだけれど、これは新発見の美味しさだったわ。
シェフにお聞きすると、やはりエビの殻を炒めてお出汁を取っていらっしゃるらしく、正にビスクの作り方で、納得。
もちろん、全体的には、レモングラスやバイマックルーの香りがしっかりとあって、トムヤムクンなのよ。
こういうお料理は、‘タイ割烹’ならではのタイ料理ね。
もちろん、主役のエビは、プリプリで食べ応えも十分だったわ。
次にやってきたのは、ソムタム。
青パパイヤの他、柿や梨が入っていて、秋冬バージョンのソムタムだったわ。
こちらのソムタムに使われている柑橘が、マナオやレモンではないと思ったので、シェフにお伺いすると、シークワーサー果汁とのこと。
シェフは、季節によって柑橘を変えていらっしゃるそうで、逆にそういう楽しみができるのが日本のタイ料理だわ!とホム マリは、一人で感慨に浸っていたの。
ソムタムでお口の中もスッキリとしたところで、徐々にメインへ向けて。
先ずは、青菜の炒め物。
子持ち高菜というお野菜が入っているそうで、ホム マリは、初めて頂いたわ。
食感が、何となくカイラン、タイのカナーに似ていると思ったわ。
そして、本日のお料理の登場よ。
ドーンと土鍋でお目見えしたのは、イサキのタイハーブ蒸し。
こちらは、プレゼンテーション的にも楽しめたし、白身のお魚らしいイサキにタイのハーブ、ナンプラーベースのソースが良くあって、美味しかったわよ。
日本でこの手のタイ料理をするとき、どうしてもスズキやタイになりがちだけれど、イサキを使われていらっしゃるのは、お勉強になったわ。
目にもお口にもタイ料理を楽しみ、お腹も結構いっぱいになっているけれど、ここでメインの登場よ。
メインのお料理は、月替わりだそうで、ホム マリ達がお伺いしたときは、カオソーイだったのよ。
最後にしっかり本場タイのお味!
もちろんデザートもあるわよ。
ココナッツアイスのクルアイトート(揚げバナナ)添え。
特筆すべきは、このクルアイトートよ。
ちゃんと、甘くないバナナを使われていらっしゃって、まるでお芋のような感覚なの。
デザートにまで、こだわっていらっしゃるのが伝わってきて、本当にすごい!と思ったわ。
その後は、レモングラスとミントのハーブティーで食後のおしゃべりタイム。
あっという間の‘口福’なひと時だったわ。
お持ち帰り用に、ハーブセットのお土産も♪
至れり尽くせりね。
レストランの空間作りから調理、接客(別にお一人いらっしゃったけれど)もこなされて、シェフの才能にただ脱帽だったわ。
お料理は、どれも美味しいのは当然として、ホム マリが感じたのは、ハーブの使い方と唐辛子(プリック)の引き立て方がとてもお上手でいらっしゃるなということね。
紛れもなくArtistプリックよ。
ホム マリと一緒に訪れたお友達も、季節が変わればまた来たい!と言っていたけれど、ホム マリも全く同感ね。
「大阪の完全予約制タイ料理店 Artist プリック」 、機会があれば是非、皆さまにも体感していただきたいお店だわ。
今日は、クリスマスイヴで、令和3年(仏歴2564年)も残すところ1週間ほどね。
今年もホム マリの拙いブログをご高覧下さり、有難うございました。
来年こそは、タイに行きタイ!わね♪
それでは、皆さま、チョクディーカ。
Artistプリック はどこかしら?
阪急箕面線 牧落駅 車で10分(坂道もあるので、徒歩はお薦めではないわ。笑)