皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
バンコクの交通網が日々拡大し続けていることは、何度となくお話させて頂いているわね。
なので、今現在工事中という路線も多いのよ。
そんな工事中の路線の一つに、ランカムヘン通りの下を走るかたちの地下鉄(オレンジライン)があるわ。
これが開通すると、バンコクという街がまた一気に拡大する予感がするのはホム マリだけかしら?
そんな、これから注目されるであろうエリアにある土日限定の朝市があるのよ。
今回は、「サマゴーン市場でカオヤムの朝ごはん」のお話。
意外と広いサマゴーン市場
今お話させて頂いたように、この市場に行くための公共交通機関は現在工事中なの。
そこでホム マリは、BTSプラカノンからタクシーでお伺いしたわ。
土曜日の朝だったので、渋滞もなく、スムーズに辿り着くことができたわよ。
到着してホム マリが思ったのは、意外と広いじゃない!ということ。
もっとこじんまりとした、生鮮食品中心の市場かと思っていたので、日用品などのお店も整然と立ち並んでいるサマゴーン市場にワクワク感を覚えたわ。
ホム マリが今回こちらの市場をお伺いしたかったのは、見た目も美しく美味しいと評判の‘カオヤム’を頂いてみたかったからよ。
カオヤムは、以前、ホム マリが何度かお家でタイ料理のお話をさせて頂いたときに既出のお料理なので、覚えてくださっている方もいらっしゃるかしらね。
タイ南部のお料理で、タイ野菜やハーブをふんだんに取り入れた混ぜご飯よ。
では、早速カオヤム屋さんを探しに参りましょ。
イートインコーナーの一角に佇むカオヤム屋さん
サマゴーン市場は、上のお写真のように物販中心のお店が建ち並ぶエリアと、飲食ができるお店のエリアとになんとなく分かれているわ。
ホム マリのお目当てのカオヤム屋さんは、イートインができるお店のエリアにあったわよ。
目印は、こちらの具材をきれいに並べられたショーケースね。
手前の蓮の葉に巻かれたものは、お持ち帰り用のカオヤムよ。
ホム マリは、お店で頂くことにして、お席で待つことしばし。
カオヤムって、この盛り付けの美しさも美味しさの一端と言っても過言ではないと思うわ。
タイの南部では、お祝い事のときに食されるというのも納得の華やかさね。
日本ではなかなか手に入らない食材のオンパレードで、ホム マリのテンションも急上昇よ。
左上の黄色いお花は、サノーというマメ科のお花でタイの代表的なエディブルフラワーね。
その他4時のところの白っぽいものは青マンゴで、パパイヤとはまた違ったシャキシャキ食感が堪らないのよ。
そして、ホム マリが一番不思議に思ったのが先ほどのサノーの横に少しピンクがかった輪切り状の食材。
そのまま頂いてみると、ほのかな酸味があって、そのままでもホム マリは好きだったわ。
もちろん、カオヤム全体を混ぜ混ぜして頂いたときも、絶妙な食感とその酸味で良いアクセントになっていたの。
因みに、テーブルに用意されているチリパウダーと瓶に入ったソース、ナムブードゥーをお好みでかけて混ぜ混ぜするのよ。
ナムブードゥーの甘みが様々な食材の美味しさを引き立たせて、本当に美味しいカオヤムだったわ。
でも、やっぱりあのピンクの正体を知りたくて、お店の方にお伺いしたの。
すると、お店の方は快く食材を見せてくださって、簡単な説明をしてくださったわ。
こちらが先ほど輪切りになっていたピンクの食材よ。
全長は、1~2センチと、可愛らしいサイズなのだけれど、ナスの仲間だそう。
こうして、新しい食材に出会えると楽しいわね。
あと、こちらのお店のカオヤムの美味しさの秘密、ホム マリは具材を本当に細かく刻んでいるところにもあると思ったの。
そうすることで、口当たりも良いし、お料理として混然一体となりやすいなとお勉強にもなったわ。
でもどうやってそこまで細かく刻めるのかしら?と思っていたら、目の前でそのショーが始まったのよ。
少し分かりずらいかもしれないけれど、レモングラスを粉砕機のような機械にかけていらっしゃるところよ。
下のボウルには、細かく刻まれたレモングラスが溜まっているわね。
この手の粉砕機、以前別の市場で、ココナッツの果肉を細かくするのに使われているのを見たことがあるわ。
意外とタイの食に欠かせない機械なのかもしれないわね。
こうして、お目当てだったカオヤム屋さんでは、お腹も心も大満足な上、新たな発見もあって、朝から頑張ってやってきたかいが十分にあったわ。
でもせっかくなので、もう少しサマゴーン市場を見て回ることにしましょ。
テイクアウト専門のお店も秀逸ぞろい
ホム マリが訪れたのは、午前8時ぐらいだったので、もっぱら食品関係のお店が賑わっている時間帯だったわね。
お家が近ければ、こちらの市場でお惣菜などを買い込んで、ゆっくり自宅でご飯なんていうのもいいなぁなんて思いながらウロウロしたわ。
実際、タイ人マダムが色々なお店でお惣菜を買い込まれているお姿をあちらこちらで拝見したわよ。
ホム マリも、折角だから他にも頂いてみたい!と思っていたところに、ちょうど良いものを見つけたわ。
タイのお菓子、ロティサイマイよ。
繊維状の飴をクレープ生地に包んでいただくもので、ホム マリは、結構好きなのよね。
緑色のクレープは、タイハーブのバイトゥーイで色と香りづけされたもので、ホム マリは、そちらを頂いたわ。
飴が壊れにくいように、袋をパンパンにするのは、綿あめと同じね。
暫くロティサイマイの袋を子供のように喜んで持っていたのだけれど、やっぱり頂きたい!ということになり、どこか座れるところはないかしら?とサマゴーン市場の外へ。
サマゴーン市場のお隣にショッピングモールがあったので、まだお店は空いていないところが殆どだったけれど少し探検。
すると、イスとテーブルがあったので、早速ロティサイマイを頂くことに♪
袋を開けた途端、バイトゥーイの香りがふわっと広がって、タイにいる!という幸せを感じたわ。
しっとりクレープが飴の甘さと食感を包んでくれて、やっぱり美味しいわ、ロティサイマイ!
ホム マリは、日本でも、もっと広まって良いタイスイーツだと思っているのよ。
こうして、朝からサマゴーン市場を満喫して、早起きは三文の徳を体感した一日の幕開けだったわね。
ホム マリがタクシーから見ている限り、地下鉄の各駅の出入り口は既に完成している様子だったので、開通するのももう間もなくではないかしら。
もちろん、地下鉄が開通してからの方がアクセスは良くなるけれど、開通前に一度訪れてみるのもアリかもしれないわよ。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
サマゴーン市場はどこかしら?
BTSプラカノンからタクシーで20分くらい ランカムヘン ソイ110