皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
‘おうち時間’とやらが始まって、ホム マリは、お家でタイ料理を作ることにのめり込んできたけれど、それと同時に、タイのハーブを育ててみることにも挑戦しているのよ。
パクチーやサラネーいわゆるミントなどを手始めに、たまたまトゥーイ(パンダナス)を見つけたので育てているの。
トゥーイの葉(バイトゥーイ)を使ったバナナのデザートやタイのカスタードクリームのことは、以前お話させて頂いたけれど、この度、バイトゥーイを使ったホム マリ念願のお料理を作ることができたの!
今日は、ホム マリの家庭菜園から実を結んだ「お家でタイ料理 ~ガイホーバイトゥーイ編~」のお話。
東洋のバニラ バイトゥーイ
以前の回でもお話させて頂いているのだけれど、バイトゥーイは、‘東洋のバニラ’と呼ばれるくらい甘い香りがするのが特徴で、和名も‘ニオイタコノキ’と呼ばれているのよ。
お料理以外にも、切り取った葉っぱ自体でアロマ代わりにお部屋に置いたりもされているわ。
ホム マリも、タイのタクシーでバイトゥーイが置かれている車に遭遇したことが何度となくあるわ。
ぱっと乗り込んだときに強面のドライバーさんだわ!と思ってもバイトゥーイを置いていらっしゃったりすると、ほっこりするものなのよね。
ホム マリが出会ったトゥーイちゃん、冬のある日本で無事越冬してくれて、この夏はぐんぐん成長してくれたのよ。
そんなバイトゥーイ、タイではデザートの香りや色付けに使われることが多いけれど、お料理にも使われるのよ。
その代表格がガイホーバイトゥーイね。
まとまった数の葉が必要なガイホーバイトゥーイ
バイトゥーイで、ちょっとした香りづけをする程度なら数枚の葉で大丈夫なのだけれど、ホム マリが作りたかったガイホーバイトゥーイ、訳すと‘チキンのバイトゥーイ包み’と言うとおり、葉っぱが何枚も必要なのよ。
なので、ホム マリは、トゥーイちゃんが立派に葉をたくさん茂らせてくれることを願いながら育てていたの。
それがこの夏、トゥーイちゃんが期待に応えてくれて、ホム マリの念願が叶ったのよ!
そもそも、ガイホーバイトゥーイというお料理は、マリネした鶏肉をバイトゥーイで包んで揚げたお料理よ。
甘めのソースを付けて頂くので、辛いものが苦手な方も気にすることなく召し上がって頂けるタイ料理のひとつね。
因みに、ホム マリがバンコクに住んでいた時、日本からの知り合いがいらしてタイ料理レストランにお連れしたときは、必ずと言っていいほど頼んでいたお料理なの。
そんなガイホーバイトゥーイは、お上品なタイ料理なだけあって、宮廷料理としても振舞われていたそうよ。
ホム マリは、半日ほどマリネ液に漬け込んだ鶏肉を、上のお写真のバイトゥーイで包んでいったの。
そして、それらを揚げていったのだけれど、包んで揚げるプロセスで、バイトゥーイの甘い香りがキッチンに広がって、とても良い香りだったわ。
こちらが、完成したガイホーバイトゥーイよ。
もちろんソースも作ったわよ。
そして、完成したのが下のお写真よ。
このときは、ヤムウンセンと一緒に頂いたわ。
バイトゥーイが手に入らないと、なかなか‘お家で’という訳にはいかないお料理ではあるけれど、タイに遊びに行けるようになったら是非、皆さまにも本場で召し上がって頂きたいタイ料理だわ。
ホム マリも、本場のタイ料理を頂きに行きタイ!
でも、お家での家庭菜園も頑張って、 「お家でタイ料理 ~ガイホーバイトゥーイ編~」 に続くお料理も作ってみたいわね。
それでは、皆さま、チョクディーカ。