皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
随分ご無沙汰してしまっていたけれど、ホム マリがお家で作ったタイ料理のお話。
お話するタイミングを逃していたけれど、今でもちょこちょこタイ料理は作っているのよ。
今日は、その中でも以前‘パートⅠ’的なタイトルを付けてから時間がたってしまった、「お家でタイ料理 タイのデザート編Ⅱ」のお話。
タイの焼きプリン カノムモ―ケン
ココナッツミルクの風味が病みつきなる焼きプリン。
焼きプリンと言っても、しっかりとしたテクスチャーで、しっとりとしたケーキに近いかもしれないわね。
このお菓子の名前のとおり、硬い型に入れて作られる焼きプリンの総称で、材料はタロイモだったり豆だったりするのよ。
ホム マリは、扱いやすい豆で作ることが多いわね。
焼き立てはもちろん、冷蔵庫で冷やしても美味しく頂けるのが嬉しいデザートなのよ。
そうして寝かせることで、よりしっとりとした口当たりになるわ。
ご覧のように、本場でもフライドオニオンをトッピングして頂くことがあって、これが絶妙な美味しさなの!
ホム マリは、たっぷり振りかけて頂くわ。
あらかじめ作っておくことができるので、お友達とのティータイムに重宝するお菓子でもあるのよ。
タイの外郎 カノムチャン
カノムモ―ケンと同じように型に入れて作るお菓子、カノムチャン。
でもこちらは焼き上げるのではなくて、一層ずつ蒸していくお菓子で、外郎みたいな食感なのよ。
‘チャン’とは、‘層’という意味で、見た目も美しい仕上がりになるわ。
タイでは特に、縁起が良いとされている‘9’段のものは、お祝い事などで使われたりするそうね。
カノムチャンもタイデザートの基本、ココナッツミルクが使われているの。
そして、緑の色は、タイ料理では良く使われるハーブ、バイトゥーイで色付けしてあるのよ。
一段ずつ蒸していくので、最後の全体像がどの様になるのかドキドキしながら作ることになるのだけれど、それが楽しいところでもあるお菓子ね。
出来上がって、美しい層が現れると感動なのよ。
米粉のもっちりプルンとした食感と、ココナッツミルクやバイトゥーイの味わいが、なんともタイらしいデザートなので、‘作る’とまではいかなくても、是非どこかで召し上がっていただきたいわ。
タイデザートの真骨頂 激甘メットカヌン
タイデザートの中には、もちろん食べやすい程度の甘さのお菓子も多いのだけれど、時々‘これぞ’というような激甘なお菓子があるのよ。
それらの多くは、シロップに漬け込んだものが多いわね。
その中の一種、メットカヌンは、比較的お家でも作りやすいと思うわ。
激甘なはずなのに、忘れた頃にその甘さが恋しくなることがあって、そういう時に作るの。笑
メットカヌンとは、‘ジャックフルーツの種’という意味で、その形から名付けられたそうよ。
先ほどお話させて頂いた、カノムモ―ケンと同じ豆を餡にして作るの。
メットカヌンは、確かにシロップに漬け込むのだけれど、餡の芯までシロップが染み渡るというわけではないので、激甘シリーズの中では頂きやすい方なのよね。
他の激甘シリーズのお菓子は、嚙んだ瞬間ジュワッとシロップが染み出てくるお菓子が多いので、更なる覚悟をもって頂くことになるわ。
お家でのティータイムに、タイのデザートでホッとひと時。
ホム マリが大好きな、そんな雰囲気が少しでも「お家でタイ料理 タイのデザート編Ⅱ」でお伝えできたかしら?
それでは、皆さま、チョクディーカ。