皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか？
タイ料理が大好きなホム マリだけれど、不思議なもので、やっぱり寒い冬には寒い国や地方のお料理を頂きたくなるのよ。
お日様ギラギラの炎天下の下では、ヤムのような酸っぱ辛いお料理を欲するけれど、厳しい寒さの中では、こってりまろやかなお味付のお料理が恋しいわね。
それに冬は、タイ料理に欠かせないハーブなどのタイ食材が手に入りにくくなる季節でもあるわ。
そんな、タイ料理から離れがちな冬だけれど、逆に冬だからこそ楽しめるタイ料理をお家で楽しんでみたの。
今日は、「お家でタイ料理 ～冬のアレンジタイ料理編～」のお話。
冬食材のタイ料理
先ず冬に取り掛かりやすいのは、日本にある冬の食材を活用するということね。
そこで真っ先に思いつくのが牡蠣よ。
意外に思われるかもしれないけれど、熱帯のタイでも牡蠣のお料理があるのよ。
きっと種類が違うのだと思うのだけれど、日本では、むしろ冬の方が手に入りやすい食材だわ。
そんな牡蠣を使ったタイ料理の代表格が、オースワンよ。
オースワンは、牡蠣の卵とじ揚げ焼きといったところかしら。
プリップリの牡蠣を楽しめる、タイではストリートフードなのよ。
次は、なぜか日本では夏より冬にお店に並ぶ鴨よ。
タイでは、アヒルのことが多いみたいだけれど、日本では、鴨ね。
以前、レッドカレーペーストのお話のときに登場したけれど、タイのレッドカレーの定番食材は、ダックなので、鴨を入手しやすい冬にレッドカレーを楽しむべき！とホム マリは思っているのよ。
保存しておいた食材タイ料理
タイ料理をお家で作る場合であっても、タイのハーブは重要ね。
最近は、‘○○の素’みたいなお助けアイテムが売られていて、お手軽ではあるけれど、やっぱり実物ハーブのお味や香りとは全然違うのよ。
パクチーは、すっかり日本でも定着して、年中手に入るハーブとなったけれど、それ以外のガパオやホーラパーといったものは、まだまだ供給が不安定だわ。
そこで、それらのハーブを、比較的手に入りやすい間に保存しておいて、冬に備えておくのも、タイ料理を冬に楽しむための秘訣よ。
ホム マリは、以前、日本に住むタイ人にお聞きして、ホーラパーを冷凍保存してあるの。
ホーラパーと言えば、グリーンカレーには欠かせないハーブよ。
確かに、グリーンカレーとして頂くときには、フレッシュなものを使いたいけれど、チャーハンには、冷凍しておいたものでも十分美味しいのよ。
こうして、食材が手に入るときにストックしておく‘リス作戦’は、冬だけでなく、気が向いたときにいつでもタイ料理を楽しめるので、お薦めよ。
冬のお料理×タイ料理
冬のお料理で外せないのが、グラタン系のお料理ではないかしら。
ホム マリも大好きなのよ♪
そこで、タイ料理とコラボさせてみたの。
先ずは、グリーンカレーのドリアよ。
奥は、紫白菜のソムタムよ。これも冬食材ね。
ベシャメルソースで、青唐辛子の尖がった辛さを抑えることにより、チーズとの相性もUPするのよ。
でも、グリーンカレーの風味はしっかりとしていて、冬のタイカレーの楽しみ方としては、アリよ！
ふと思ったのだけれど、ご飯好きのタイ人にもドリアって広がる可能性がある日本のお料理だわ。
次は、フレンチとタイの融合よ。
世界中で大人気のマッサマンをパルマンティエにしてみたの。
パルマンティエは、ビーフ（挽肉が作りやすいわね）とマッシュポテトのグラタンなのだけれど、ビーフのお味付をマッサマンにしたのよ。
そもそも、ホム マリは、マッサマンはラムかビーフが合う！と思っているし、マッサマン独特のコクと甘みがマッシュポテトには絶対ピッタリ！！という思いから試してみたの。
もちろん、図星だったわ！（自画自賛。笑。）
これは、ホム マリの中でも、リピート決定のお料理よ。
ドリアやグラタンなど、ハフハフしながら頂くお料理でタイ料理。
この感覚って、タイでは生まれにくい感覚なのではないかしら。
南国育ちのタイ料理が、冬に出会って更に成長したようで、なんだか嬉しいわ。
そして最後は、ナムプリックよ。
ナムプリックは、以前にお話させて頂いたように、タイの万能ディップなの。
ご飯のお供ともなるし、オムレツや焼き魚のソースとしても頂けるけれど、最もポピュラーな頂き方は、お野菜のディップね。
生野菜やハーブにナムプリックを付けると、もりもりお野菜を頂けるわ。
そんなナムプリックを、寒い冬なら温野菜で頂くのも良いのよ。
紫白菜は、彩も鮮やか♪
火を通すことで、甘みを増したお野菜とナムプリックの辛さやガピの風味が引き立てあって、フレッシュなお野菜で頂くときとは違った美味しさを感じることができたわ。
ホム マリも、冬はタイ食材手に入りにくいし、夏ほど‘タイ料理食べたい病’が顕著なわけでもなかったのだけれど、いざ冬に‘冬らしいタイ料理’を楽しみ始めてみると、更なるタイ料理の広がりが見えた気がするの。
もちろん、本場でしか味わえない、本物のタイ料理があってこその楽しみ方だけれど、次の冬は、どんな「お家でタイ料理 ～冬のアレンジタイ料理編～」に挑戦しようかワクワクするわ。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
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