皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
なかなかタイに行けなかった期間、ホム マリが‘予習’をしている中で、キラリと輝くお店があったの。
バンコクのタイ料理のお店なのだけれど、カレーが絶品!というお話をちらほらお聞きしていて、ホム マリの‘絶対行きたいお店リスト’の中に入っていたのよ。
しかもシェフたちは、サトーンのメトロポリタンホテルにあるナームという、ミシュランやasia’s best 50にも入っていたお店から独立されたそうなのよ。
でも、そういう話題のお店って、予約が難しいのも否めない…
そんな中、何気なくバンコクのお友達に‘このお店にお伺いしてみたいのだけれど…’とお話したら、‘そこなら、時々お食事に行くから、予約しておくよ!’と、天使のようなお言葉が!
とういことで、今回は、念願のバンコクで、「念願のタイ料理店charm gang curry shop」のお話。
居心地の良い空間で絶品タイ料理
ホム マリがお伺いしたのは、雨期真っ最中のお夕食時。
バンコクの、あの夕方の雨をご経験された方は、ご想像がつくと思われるけれど、本当に土砂降りの雨で、道は川と化し、雷もゴロゴロ、渋滞で車は動かない…
そう、そんな日だったのよ。(笑)
なので、お店の外観のお写真を撮るという余裕は全くなく、タクシーがお店の前に停まったら、お店の方が傘をさして出てきてくださって、ドアが開いた瞬間足元に気を付けながらお店に駆け込む、という入店シーンだったわ。
でも、お店に一歩入った瞬間から、なんだかすごく落ち着く感じがしたの。
雰囲気としては、赤を基調としたレトロモダンといった感じなのだけれど、カジュアル過ぎないけれど、温かさを感じられる店内だったわ。
‘才能’が感じられるお料理の数々
今回ホム マリは、お友達ご夫妻とご一緒させて頂いて、メニューも彼らにお任せしたの。
なんと、中には、彼らのお気に入りを予約の段階で特別にお願いしてくださっていたお料理もあって、感動だったわ!
メニューは、アラカルトで前菜からデザートまで、お好きなものをチョイスできるわよ。
先ずは、ホム マリがどうしても気になったカオニャオマムアンのカクテルからよ。
こちらのカクテルは、ラムがベースとなっているので、例えるならば、ピーナコラーダが近いかしらね。
でも、マンゴの甘酸っぱさとココナッツミルクなのよ。
本当に、漸くバンコクに来れた!としみじみ頂いたわ。
前菜を数種類頂いたので、ご紹介させて頂くわね。
ポメローとフレッシュなホタテで、甘さを感じつつタイらしい辛さもある瑞々しい一品
皮のパリパリとローストダックの味わいが最高。
前菜は、どれも一口サイズなのだけれど、それぞれに異なったフレッシュハーブの香りがたって、手が込んだ仕事をされているのがよく分かるの。
熟成させたプラーガポンは、日本の昆布締めに近い風味だったわよ。
続いては、サラダやお肉料理、炒め物などね。
右上:キングフィッシュのグリルとポメローのサラダ
左下・右下:ヌア(ビーフ)ピン プラ―ラーソース
まず特筆すべきは、お写真左上の、エビとサトー豆の炒め物よ。
こちらのお料理は、タイ南部を代表するお料理なのだけれど、このエビの大きさ!!
サトー豆が、枝豆みたいに見えてしまうほど、立派なエビを使われているの。
エビの肉質もプリップリでジューシー。
エビを堪能した!と思える満足感があるお料理ね。
もちろん、サトー豆の風味はしっかりとあって、ちゃんとどちらも主役としてまとまっている一品だったわ。
キングフィッシュとポメローのサラダは、豪華版ヤムソムオーといった感じで、サラダの域を超えて、メインのお料理としても十分なサラダだったわね。
そして、ヌアピン。
オーストラリア産の牛肉を使われていたそうだけれど、火の入れ具合が絶妙で、お口の中で肉汁あふれ出す感じなのに、さしが入ったお肉のような甘みがあったわよ。
ソースは、プラ―ラーという、お魚を発酵させて作られた調味料を使ったもので、タイ東北地方のソムタムなどにも使われているわね。
ホム マリ、このソースだけでご飯が頂けちゃう!と思ったわ。
そして、いよいよ、お店の名前にもなっているカレーの登場よ♪
右:ビーフとバナナのカレー
お写真左の、お魚のカレーは、ちゃんと燻製の芳ばしい香りが、イエローカレーと相まって、さすが!というお味。
改めて、お魚とイエローカレーの相性の良さを再確認できた一品だったわ。
そして、今回の一番の期待!牛肉とバナナのカレーよ。
(バナナは、日本のバナナではなくて、調理用のものね)
先ほどお話した、予約時に頼んでおいてくださったお料理がこちらなの。
こちらのカレーは、ドライスパイスを使ったカレーで、系統で言えばマッサマンかしらね。
でもマッサマンよりスパイスが効いている感じね。
それが、牛肉と煮込まれたバナナの甘みを引き立たせているの。
本当に、今までホム マリが頂いたタイカレーの中でも、1,2に来るカレーだったわ!
因みにcharm gang curry shopさんでは、常時3種類のカレーをご用意されているそうなので、その時々のカレーを楽しむことができるようよ!
そして、最後はやっぱり甘いものね。
右上:カノムモ―ケンのスフレ仕立て タロチップとフォイトーン添え
左下:ナッツのカラメル仕立て
右下:ココナッツのクレープとサゴプディング
ホム マリ、結構お腹いっぱいだったのだけれど、やっぱり甘いものは別腹ね。
デザートも、みんなで分け分けしながら、美味しく頂いちゃったわ。
ホム マリが、面白いなと思ったのは、お写真右上のカノムモ―ケンをスフレ仕立てにしてあるものね。
カノムモ―ケンって、型に入れて焼いたお菓子のこと一般を言うのだけれど、だいたいタロや緑豆を使ったプディング風になっているものが多いの。
それをスフレにして、トッピングでタイらしさをプラスしているのは、なかなか考えられていると思ったの。
ナッツは、大人のお味で美味しかったし、ココナッツのクレープは、ココナッツの果肉も入っていて、サゴプディングと合わせてココナッツを満喫できるデザートだったわね。
ホム マリ、本当に「念願のタイ料理店charm gang curry shop」にお伺いすることができて、幸せだったわ!
そして、改めて、バンコクのタイ料理の奥深さ、新しさを目の当たりにしたわ。
お店が拡張されてからは、以前ほどの予約困難さは解消されたようなので、ホム マリもまた訪れてみたいお店よ。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
charm gang curry shopはどこかしら?
BTSスラサック 駅からタクシーで10分
お店の前は一方通行の細い路地なので、少しわかりずらいかもしれません。