皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
バンコクには、高層ビルが立ち並び、そこからの景色や、ルーフトップバーも数多くあって、都会の眺望を楽しむことができるスポットは、たくさんあるわね。
でも、360度、遮るものがなく、バンコクの街を一望できるスポットは、なかなか無いのではないかしら。
でも、それが叶えられる場所が、‘黄金の丘(プーカオトーン)’と呼ばれるで、‘お寺’にあるとお聞きして、ホム マリは、とても‘タイっぽい!’と思ったの。それに、チャオプラヤ川によって創られたであろう、このバンコクが位置する平野に、そんな小高い‘’なんてあるのかしら?と興味がわいて、是非、行ってみたいと思うようになったのよ。
今日は、ホム マリが、朝のお散歩コースとしてお伺いした、「ワットサケットのプーカオトーン」のお話。

センセープ運河というアクセス

ホム マリが、「ワットサケットのプーカオトーン」の場所を調べたとき、まず考えたのがMRTよ。
延伸された中のサムヨットという駅からは、どうも歩けないわけではなさそうな距離だけれど、着いたら‘’を登って降りてまた駅まで戻る?!=30℃以上の中を歩きっぱなしだわ!それに、タクシーというほどの距離ではなさそうだし、どうしましょ?
と地図を眺めていると気が付いたのが、すぐ近くの‘水路’。
その水路を、ずーっと東にたどると、やっぱり!プラティナームスクンビット方面にも繋がる、センセープ運河なのよ!
ワットサケットセンセープ運河の距離は、地図上でもとても近かったので、ホム マリの中で、「これは、MRTより舟だわ。」と確信のようなものが芽生えたの。

ところが、問題が一つ。
それは、ホム マリも、バンコクという街に出逢って20年ほどになるけれど、実はセンセープ運河、乗ったことが無かったのよ。笑。
そもそも、センセープ運河、水の色も黒っぽくて、最近はそうでもないけれど、一昔前までは、匂いも…ということで、‘公共交通機関’として利用するなんて頭は、今まで一度も持ったことはなかったわ。
まあ、中心部で過ごしている限り、BTSとタクシーでほとんどの用事が済まされるからね。
でも今回、どう考えてもセンセープ運河を利用するのが一番便利そうだし、久しぶりの‘冒険’もいいわね、と思って、‘’で「ワットサケットのプーカオトーン」行きを敢行することに決定したの。
ただ、に登ったりするのには変わりがないので、まだ気温もそこまで上がらない‘早朝’をチョイスよ。

橋の上からのプラティナーム船着場

ということで、スタートは、プラティナーム船着場からよ。
ここ以外、どこから乗ればよいのか分からないから、というのが正直なところだけれどね。

船着場から、セントラルワールドやプラティナームのショッピングセンター方面を眺めて。

上の左側のお写真にあるように、「ワットサケットのプーカオトーン」へは、⑤パンファー橋で降りるのよ。

待っている間も、船が頻繁に行き交い、‘東洋のベニス’を感じるわ。

船着場には、早朝にもかかわらず、お仕事に向かわれるようなタイ人がちらほらといらっしゃったわ。
ホム マリもその中に混じり、来た舟に乗り込んで、しばしの船旅

舟の中の様子。ご常連のタイ人は、前方にお座りの方が多めね。
舟のチケットよ。

に乗り、席に座っていると、乗務員のお姉さまが一人ずつ、料金の徴収に来られるわ。
料金は、均一で、11バーツよ。
タクシーやBTS、MRTのことを考えると、破格のお値段だわ!
流石、ローカルの方々の‘生活の足’となっているのが納得。

そして、舟からの景色を堪能!

朝日に染まる運河
密かに‘♡マーク’!と運河沿いの家並み。

何しろ、初めての風景に、キョロキョロとしっぱなしだったけれど、意外や意外、センセープ運河なかなか快適じゃない!
水際ということもあってか、涼しくさえあって、信号や渋滞で止まることもないしね。
唯一気を付けた方がいいのが、‘水しぶき’ね。
この水だけは、ホム マリは、まだ信用できかねるわ。
舟同士がすれ違う時は、要注意よ。激しい水しぶきが上がるの。
座る場所としては、舟の後方の方が、かかるしぶきはマシなような気がしたわね。
でも、そういうのも含めてのミニ船旅、時間にしたら20分弱くらいかしら、趣があって全然アリだったわ!

パンファーの船着場よ。

さて、ここからは目的地の「ワットサケットのプーカオトーン」を目指して、改めて出発!

朝早くから登校途中の学生さん

船着場横の橋に上がると、あら、「ワットサケットのプーカオトーン」の上にそびえる仏塔の先が見えているわ。
テンションもさらに上がってきたわ。

裏口っぽいけれど、すぐに入り口が現れ、お寺の中へ。
確かに、‘巨大な丘’だわ!

黄金の丘、プーカオトーン

ところで、こちらのワットサケットというお寺、歴史は古く、アユタヤ王朝時代(現在は、チャクリー王朝、その前がトンブリ王朝で、その更に前がアユタヤ王朝よ。)から続くお寺だそうよ。
今回のお目当て、‘黄金の丘(プーカオトーン)’は、チャクリー王朝のラマ5世の時代に完成した、人工の丘なんだそう。
そのの上に、黄金に輝く仏塔が建てられているのね。

黄金の丘(プーカオトーン)’に登るには、入山料50バーツをお支払いするのよ。

闇夜に浮かび上がるプーカオトーンも神秘的ね。

チケット売り場のすぐ横の登り口から、344段の階段を上がっていくの。

朝日に照らされ、輝く模型。

ある程度の高さになると、段々周囲の家々が見えてきたわ。

344段とは言っても、途中には、先ほどのお写真のように、鐘を鳴らして‘休憩’できるスペースがあったり、一段一段がそんなに高くはないので、朝散歩にはちょうど良い運動よ。
ホム マリの他に、お見かけした方々も、皆さま朝散歩を日課にされていそうな、年齢層が高めのタイ人の方がほとんどだったわ。
そして、遂に頂上に到着!

こちらは、‘黄金の丘(プーカオトーン)’の所以たる黄金の仏塔よ。
自体も巨大だけれど、その上に建つ仏塔も、かなりの大きさで、朝日を浴びて、正に黄金色だったわ。
そして、ここからの景色、なんとも言えない感動を覚えたわ。

朝もやの中の摩天楼

王宮方面も
ラマ8世橋

ホム マリは、朝、早起きして「ワットサケットのプーカオトーン」に伺いして、本当に良かったと思ったわ。
バンコク街全体から、‘これから動き出す!’というようなパワーを頂けた気がしたの。
しかも、それを、ほぼ独り占めよ。

朝を迎えて、スイレンもこれから開くところね。

下りは、登ってきたところとは、別の階段を下りて行くのだけれど、バンコク一望し、しかもお寺朝散歩だなんて、とても清々しい気分だったわ。
ある意味、‘これぞバンコクの朝散歩!’よ。

センセープ運河といい、「ワットサケットのプーカオトーン」といい、ホム マリにとっては、新しい発見の連続だったしね。
さて、まだこれから丸々一日を楽しめるわ!
次は、どちらにお伺いしようかしら?
それでは、皆さま、チョクディーカ。

ワットサケットのプーカオトーンはどこかしら?

センセープ運河の舟 パンファー船着場 徒歩3分

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