皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
当然のことではあるけれど、タイでは、ホム マリも含め、日本人は外国人よ。特に、長期間滞在していると、居心地の良さから、つい日本にいるときのように物事を考えがちだけれど、タイにはタイの物事の考え方があって、時には‘外国人だから’ということでエクスキューズできない事態に直面することもあるのではないかしら?
その最たる例が、法律関係の問題ね。
今日は、外国人にとってニーズの高い問題をタイ法律家がまとめてくださっている、「THAI LAW FOR FOREIGNERS」という本(Benjawan Poomsan Becker, Roengsak Thongkaew 共著、PAIBOON PUBLISHING)のお話。

タイでの生活指南書

実はこの本、本文は英語、資料などはタイ語で書かれていて分厚いし、一見とてもとても難しそうに見えるのよ。
でも、実際に文章となっているのは全ページの半分弱ほどで、後半は、各種書類の書式などが掲載されているの。
しかも、英語は、専門用語は出てくるものの、込み入った文章ではないので、比較的読みやすいと思うわ。

宿探しなら「JTB旅館・ホテル予約」

さて、「THAI LAW FOR FOREIGNERS」の中身はというと、まず最初に、タイの歴史がザックリと書かれているの。そして、現王朝での近代化に触れ、現在のタイ政府の構造や、法律関係機関の成り立ちを説明してあるのよ。
法律書なのになぜ歴史?と、初めは思ったけれど、意外とタイの歴史を文章で読んで学ぶ機会って少ないし、ホム マリは、この歴史の章を読んで、今までは‘点’で理解していたタイの歴史を、‘線’でつなげることができたわ。

第2章では、タイで所謂‘裁判沙汰’に巻き込まれた場合の流れが説明してあり、第3章では、外国人の身の上に起こりそうな問題に関する法律が取り上げられているわ。例えば、結婚帰化遺言作成のことなどね。

そして、第4章では、タイでの生活の中で直面するであろう問題のことがまとめられているの。タイでの銀行口座開設のことから、タイ刑法に関することまで、幅広く取り上げてあるわ。中には、タイの刑務所に服役中の外国人の国別人数表の資料なんかも載っていて、興味深かったわ。残念ながら、日本人もいるのよ。

第5章以降は、いろいろな資料や、文章のひな型が出ているわ。一つ挙げると、‘離婚承諾書’みたいな書類があるわね。あと、法律用語をタイ語で何というかみたいな一覧表も出ていて、いざと言うときは、役に立つのではないかしら?

外国にいると、何かあってからいろいろと調べるのは大変なので、落ち着いて余裕のある時に、こういった知識を得ておくことは、とても大事だと思うの。
そんな中で、英語で読むのは問題ない!という方、是非「THAI LAW FOR FOREIGNERS」に一度目を通しておかれることをお薦めするわ!
それでは、皆さま、チョクディーカ。

THAI LAW FOR FOREIGNERSはどこで手に入るかしら?

ホム マリが、この本と出合ったのは、セントラルワールドの中にある、紀伊國屋書店さんよ。
念のため、Google Map を入れておくわね。

宿探しなら「JTB旅館・ホテル予約」

にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ

にほんブログ村