皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
気軽に海外旅行を楽しめる日に向けて、日夜研究を続けていらっしゃる方も多いのではないかしら?
もちろん、ホム マリも次回のタイ・バンコクの旅に向けて、日々精進の毎日よ。
とりわけ、食いしん坊のホム マリにとっては、食に関する情報収集は欠かせないわね。
そんな中出会った、タイ料理でもストリートフードに特化された本が2冊あるの。
今日は、「バンコク街角の食事処+地方都市(藤井伸二 著、イカロス出版)& タイ・バンコク‘緑のどんぶり’激うま食堂レシピ&ガイド(清水樵・中村直也 編・著、KANZEN)」のお話。
タイ語が分からなくても大丈夫、心強い味方!
‘食の都’として飛躍を続けるバンコク。
ホム マリは、ついつい新しくできたお店や話題のお店に足を運びがちなのよね。
そういったお店の方が、間違いなく冷房効いてて快適だし、英語が通じる可能性が高いので、お店の方とのコミュニケーションのハードルが低いというのも理由のひとつだわ。
でも、バンコクが‘食の都’として名を上げてきているのは、そういった最新の食を追及しているだけの街ではなく、市井の食のレベルが高いというところも多いにあるのではないかしら。
ソイに佇む食堂や屋台の一軒一軒が、バンコクの食の幅を広げ、奥深さを出していると言っても過言ではないと思うわ。
なのでホム マリも、美味しいわよ!と情報を得た食堂には、時々お伺いしているけれど、ホム マリのタイ語力では、そのお店が持つ本来の実力を満喫するには至っていないわ、と感じることが多々あって、歯がゆい思いをしていたの。
でも、今からお話させて頂く2冊に出会って、心強い味方を得た気分よ。
お出かけ先でのお店探しなら 「バンコク街角の食事処+地方都市(藤井伸二 著、イカロス出版) 」
この表紙、インパクトが凄いと思われない?
でもこれが、タイ人の食を支えているパワーを表していると思うわ。
ページを開く前に、このテンションに高めていざ!
「バンコク街角の食事処+地方都市(藤井伸二 著、イカロス出版) 」では、バンコクの他、チェンマイなどの地方都市のお店も紹介されているけれど、8~9割はバンコクのお店よ。
そして、バンコクのお店は、いくつかの地区に分けられていて、その地区ごとに紹介されているわ。
なので、用事がある所や行きたい場所でのお食事処探しにピッタリよ。
この本の特徴としては、お店を紹介したうえで、お薦めのお料理を何点か上げてくださっていることね。(タイ語表記付きで!)
だから、召し上がりたい第一候補が売り切れなどの事態に遭遇してしまっても、次のお料理を心づもりできるし、何品か分かっているものを頼めるという安心感を与えてくれる一冊だわ。
取り上げられているお店としては、日本でも大人気のカオマンガイやカオソーイをはじめとする麺類のお店から、その食堂独自のお料理を出すお店、シーフードや中華のお店まで幅広いジャンルの印象ね。
先ほどお話したとおり、この本では、お店を紹介されているので、同じ地区内でもカオマンガイがお薦めというお店が続けて掲載されていたりするので、食堂ごとの食べ比べも可能よ。
タイのミシュランガイド‘緑のどんぶり’攻略本「 タイ・バンコク‘緑のどんぶり’激うま食堂レシピ&ガイド(清水樵・中村直也 編・著、KANZEN) 」
タイを訪れたことがある方の中には、街角で緑色の丼マークを目にされたことがある方もいらっしゃるのではなかしら?
ホム マリは、バンコクに住み始めた頃、お友達に‘あのマークがついているお店は美味しいお店よ。’と聞いていたので、そういう意識で緑色の丼を見ていたけれど、何気なく‘何かのマークかしら?’と見過ごされていた方もいらっしゃると思うわ。
あの緑色の丼マーク、この本の中でも詳しく説明されているけれど、‘タイのミシュランガイド’と呼ばれていたように、一定のレベルのお料理を楽しめるお店を判断するのに分かりやすいマークだったのよ。(実際のところは、ビブグルマンと言ったほうが馴染みやすいお店が多いわね。)
それでも、マークは分かるけれど、その前後にタイ語でなんて書いてあるのか分からないわ!というのが、ホム マリの実情で、これまた不完全燃焼だったのよ。
そんなホム マリを助けてくださりそうなのが 「タイ・バンコク‘緑のどんぶり’激うま食堂レシピ&ガイド 」というわけよ。
こちらの本は、タイトルからもお分かり頂けるように、なんと各お料理のレシピが紹介されているの!
しかもそのレシピは、筆者の方々が丼マークのお店を回られて、本当に‘美味しい!’と思われたものを、お店の方から聞き出されているのよ。
‘緑のどんぶり’が付いているお店でも、レベルが低下しているところは出ていないそうなので、頼もしいわね。
先ほどの 「バンコク街角の食事処+地方都市」 は、お店を紹介する形式だったけれど、この 「タイ・バンコク‘緑のどんぶり’激うま食堂レシピ&ガイド 」 は、先ずはお料理とレシピを紹介したうえで、そのお料理を出すお店が掲載されているという形式ね。
だから、一冊の中に同じお店が出てくることもあるのよ。
形態としては、以前にお話させて頂いた、「タイに行ったらこれたべよう!」に似てるかしらね。
中でもホム マリが驚いたのは、本家本元のミシュランガイドに掲載されているパッタイ店、ティップサマイのレシピが紹介されていることよ!
(ホム マリがお伺いしたときのお話は、こちらからご覧になってね。)
ティップサマイさん、こちらも以前にお話したように、今ではお土産用の‘パッタイキット’まで売り出されているのに、こちらの本ではレシピが分かってしまうなんて凄いわ!
もちろん、それ以外のお店のレシピも美味しそうなので、日本でタイ料理作りに励んでいる昨今にも役だつ一冊ね。
因みに、掲載されているレシピは、日本で手に入る食材に変更されたりアレンジされることなく、オリジナルに忠実に紹介されているそうよ。
その点も、レシピ本としての価値が高いわ。
今回、一気に2冊のお話をさせて頂いたけれど、どちらの本にも行ってみたいお店がたくさんあって、お勉強になったわ。
しかもこの2冊に共通するお店もあるので、要チェックね。
2冊を読み終えて、以前に持っていた不安はどこかに消え去ってしまったわ。
そして、次回のバンコクでは、自信をもって街の食堂に挑戦させて頂くわよ。
それでは、皆さま、チョクディーカ。