あけましておめでとうございます
皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
ちょうど昨年の今頃、ホム マリは、のほほんとバンコクを楽しんでいたのよ。
その直後に各国、ほぼ鎖国状態になることなんて思いもせずに。
2021年の始まりは、今年もバンコクに行けますように!との思いも込めて、その旅の中からよ。
ところで、‘タイ料理’とお聞きになって、皆さまは、何を思い浮かべられるかしら?
トムヤムクン?グリーンカレー?ヤムウンセン?
確かに、どれも代表的タイ料理ね。
でも、パッタイも忘れてはならないタイ料理ではないかしら?
特に、辛いものやハーブ類の香りが苦手という方々にも愛されているという点では、最もポピュラーと言っても過言ではないと思うわ。
しかも、お料理の名前に、タイ王国の‘タイ’を冠しているなんて、これ以上のタイ料理はないわよ!
そんなパッタイのバンコクにある話題の専門店、「Thip Samai」のお話。
行列必至の本店
「Thip Samai」さんの本店は、バンコクでも王宮やカオサン方面のマハチャイ通りにあって、夕方5時の開店前には、連日行列ができることで有名なお店なのよ。
しかもその行列に並んでいるのは、タイ人のみならず、パッタイ好きな西洋人(辛くないタイ料理がお好みな方が多いからね。)をはじめ、世界中からの観光客のお姿もたくさんお見かけするわ。
お店の前で、パッタイを作っている光景も有名で、何らかのメディアを通して、ご覧になったご記憶がある方もいらっしゃるのではないかしら?
そして、その人気に拍車をかけたのが、タイ初のミシュランガイド2018年度版のビブグルマンに選ばれたことね。
ちょうどその頃を境に、アクセスしやすいショッピングセンターなどに支店を出されるようになった感じよ。
そう、今、‘アクセスしやすい’ってお話ししたけれど、「Thip Samai」さんの難点は、‘アクセス’だったのよ。
地下鉄、MRTが延伸したとはいえ、最寄り駅のサムヨットからは、徒歩10分はかかりそうね。
‘涼しい・歩くの少な目’という言葉が大好きなホム マリは、こんな日を待っておりました!とばかりに、アイコンサイアムにできた「Thip Samai」さんにお伺いしたわ!
‘庶民の味’を川の流れるレストラン街で
チャオプラヤ川沿いにあるアイコンサイアム。
GFには、水上マーケットを模した、屋台料理を頂けるゾーンが話題を呼んでいて、‘パッタイ’なので、そのエリアにお店があるのかしら?と思いきや、きちんと店舗を構えるスタイルの6階、レストランエリアに「Thip Samai」さんはあるのよ。
更にアイコンサイアムは、川沿いのデッキでのウォーターショーが一見の価値ありと噂されているけれど、こちらの6階も、天井が高い作りで明るく、‘水’を上手く取り入れたフロアセッティングになっていて、統一されたコンセプトの下、癒される空間になっているわ。
こちらは、「Thip Samai」さんの名物ロゴマークね。
堂々と掲げられているので、すぐにわかるわ。
テーブルにつくと、パッタイには欠かせない調味料セットにもロゴマーク!
左から、ナンプラー、唐辛子入りのお酢、チリパウダー、お砂糖、爪楊枝、そして、たっぷりと砕いたピーナッツが用意されているのが特徴ね。
ホム マリは、「Thip Samai」さんのシグニチャーディッシュと言える、パッタイホーカイ(パッタイの卵包み)を頂くことにしたわ。
テーブルに運ばれてきたパッタイホーカイを目にして、ホム マリが先ず思ったのは、‘なんて美しいパッタイ!’
中が透けて見えるほどの薄い卵焼きが艶やかで、しかもしっとりと、赤ちゃんのほっぺのようなのが見て取れたわ!
同時に、この卵焼きで包む技術にも感服。
それに、なんとも立派なエビちゃん!
お写真では、パッタイの本体が小さく感じられるかもしれないけれど、そんなことはなく、エビがそれだけ大きいっていうことなのよ。
それに、お皿への盛り付けもこだわりを感じられて、単なる町の食堂で出されるお料理とは思えないわね。
きちんとロゴマークを意識されて、お皿の大きさに対するお料理のバランスも、レストラン並みに考えられている、とホム マリは思うの。
それでは、頂いてみましょ♬
まず、スプーンで卵のベールを破ると、あら不思議。
とても薄いはずなのに、プチッと弾むような感触。
「Thip Samai」さんの麺は、ホム マリがよく目にするパッタイの麺よりも細めで、ニラやモヤシ、タオフールアンと呼ばれる、表面が黄色い硬めのお豆腐と言った、シンプルな具材ね。
お味は、とてもマイルドで、甘めなのが印象的だわ。
この甘さの中に、エビ味噌の濃厚さが感じられて、それを卵がふわっと包み込むといった感じね。(ビブグルマンにヨーロピアンが選ぶの納得。)
そこに、先ほどの調味料セットの出番だけれど、ホム マリは、ピーナッツとチリパウダーを多めに投入。笑。
付け添えのマナオも絞ったわよ。
ピーナッツは、芳ばしさとカリッとした食感がお料理に変化を感じさせてくれるし、チリパウダーは、単に辛さを楽しむだけではなく、全体を引き締めてくれるわね。
そしてマナオは、スッキリとした風味を与えてくれて、お口の中に新鮮さを届けてくれるの。
こうして、自分好みのパッタイに仕上げられるのは、ある意味、タイ料理の懐の深さともいえるわね。
もちろん、エビちゃんも忘れてはならないわ。
先ほどもお話ししたけれど、日本だと有名な洋食店で、頭付きのエビフライとして出てきそうな存在感のあるエビで、身はプリップリ、食べ応え十分よ。
こちらも、エビ味噌の入ったソースが良く絡まっていて、甘めのお味がエビの身とよく合っていたわ。
「Thip Samai」さんのパッタイ、本店で並んで頂くのも悪くはないのでしょうけれど、ホム マリは、アイコンサイアムのお店で、すんなりとお席に着けて頂けたので、満足だったわ。
しかも、他の支店は、フードコート形式のお店が多いそうなのだけれど、こちらのお店は、レストラン形式でお食事を楽しめるというのもポイントが高いわね。
正に飛ぶ鳥を落とす勢いの「Thip Samai」さん、是非ともあやかって、皆さまも飛躍の一年となりますように。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
Thip Samaiはどこかしら?
BTSサパーンタークシン 駅下の船着場からシャトルボート
BTSクルントンブリ シャトルバス アイコンサイアム6階
因みに、本店はこちら⇓
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