皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
ホム マリの中では、タイのお寺は‘キンピカ’というイメージがあるの。
建物の装飾や仏塔だけでなく、祀られている仏像自体も‘キンピカ’に輝いていらっしゃるものが多いと思うの。
そういった‘キンピカ’の仏像であっても、青銅で作られていることがほとんどだと思われるけれど、バンコクのワットトライミットというお寺には、純金製(金箔ではないわよ)の大仏がいらっしゃるのよ。
ホム マリは、その神々しいお姿を一度拝見したいなぁと思っていたのだけれど、この度念願かなって、お目にかかることができたの。
今日は、そんなバンコク内でのプチ観光、「ワットトライミットの黄金仏」のお話。
アクセスも良いお寺、ワットトライミット
今回訪れた、ワットトライミットというお寺は、タイ国鉄のバンコク中央駅、ファランポーンの近くよ。
ファランポーンは、2004年に地下鉄MRTが開通したときの始発駅ともなり、スクンビット界隈からも地下鉄で訪れることができるようになったわね。
そして、2019年にMRTが延伸し、ファランポーン駅は‘途中の駅’となったけれど、近くの中華街観光とも組み合わせやすくなったので、今後ますます観光客が増加しそうなお寺のひとつだと思うわ。
こちらは、先ほどお話した、タイ国鉄のファランポーン駅よ。
タイの近代化をお推し進める中で造られただけあって、アーチ状の駅舎がヨーロピアンで趣があるわね。
ちょうどこの駅舎を右手に見ながら、ワットトライミットに向かうのよ。
意外とこじんまりとしたお寺の世界一の黄金仏
さて、お寺に到着すると、目の前にはいきなり本堂っぽい建物だったわ。
純金製の仏像としては世界一の大きさ、とお聞きしていたので、大規模な寺院を想像していたのだけれど、身近に感じられるようなお寺なのが、かえってより興味をそそる感じだったわね。
とは言っても、境内は外国人も含めた観光客でいっぱいだし、お堂はとても立派なのよ。
近づいて行くと、本堂の階段横にチケット売り場を発見。
ホム マリは、黄金の大仏様にお目にかかれれば満足だったので、そちらの階だけ入れるチケットを購入。
ミュージアムもご覧になりたい方は、別途入場料が必要よ。
チケットは、階段下にいらっしゃる係の方にお見せして、この階段を登って行くのよ。
大仏様がいらっしゃるお部屋の前に着いたら、靴を脱いで上がるのよ。
タイのお寺では、靴を脱ぐところが多々あるので、お寺観光の際は、ご自分用の靴袋をお持ちになるといいわ。
靴置き場があるけれど、間違えられたらいやだし、帰りもわざわざ靴を探す必要が無いでしょ。
そして、いよいよ黄金の大仏様とご対面!
しばし、その眩いお姿に呆然となったわ。
高さは3メートルほどだそうで、‘大仏’の中では突出した大きなお姿ではないけれど、5.5トンの純金(純度が高いそうよ。)を鋳造して造られただけあって、貫禄というか、圧倒する迫力が凄いのよ。
金箔を貼ったものとは違う、中からにじみ出るような本物の輝きを拝見することができたわね。
こちらの黄金仏、以前は、廃寺となるお寺の漆喰の仏像というお姿だったのだそうだけれど、移動させるときに漆喰がはがれ、中から光り輝く金のお姿を現された、という逸話が有名なのよ。
今から700年ほど前のスコータイ王朝時代に造られたそうで、漆喰で塗り固められたのは、頻繁に争いを交えていたビルマ軍の略奪を免れるためではないかと言われているわね。
黄金仏の周囲は、自由に回れるようになっているので、いろんな角度からそのお姿を拝むことができるのよ。
後ろ姿からは、お召の袈裟の感じが分かりやすいわね。
左肩は布が被ってあって、右肩はあらわにされているのかしらね。
背中には、襞の具合も。
黄金仏が鎮座されるお部屋の内装も、ゴージャスだったわ。
ホム マリは、黄金仏の前に座ったとき、自分がとても小さく感じたわ。
何もかもお見通しですよ、と仰っているようで。
でも、あの優しく微笑みかけてくださっているお顔を拝見すると、一人一人を見守ってくださっているのだわ、という気がしたわね。
黄金の大仏様って、‘金運アップするかも!’とか、‘商売繁盛!’と思いがち(ホム マリだけ?!)だったけれど、いざお目にかかると、不思議と心が洗われて、スッキリとした気分になれたわ。
そんな清々しい心持で、中華街・ヤワラーの散策をするのも、ある意味ギャップがあって楽しいかも。
なので是非一度、「ワットトライミットの黄金仏」訪ねられてはいかがかしら。
それでは、皆さま、チョクディーカ。
ワットトライミットの黄金仏はどちらかしら?
MRTファランポーン 徒歩10分