皆さま、ご機嫌麗しゅうございますか?
タイの文化といえば、タイシルクや山岳民族の手工芸品、南部の方では貝殻を使った製品、はたまた、スパで流れるような癒し系ミュージック
どれも伝統的素敵な文化の一部だけれど、‘今=NEW’なタイ文化のことって、意外と日本語の情報が少ないのよね。
そんな中、ホム マリが、‘こんな本に出逢いたかったの!’と感激したがあるのよ。
今日は、「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」(TWO VIRGINS発行、竹村卓著)のお話。

正に‘タイの今’を感じられる本

ホム マリがこの「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」という本を初めて手にしたとき、タイストリートカルチャー?! ホム マリに理解できる内容なのかしら?というような、ちょっとした不安があったわ。
スケボーは乗ったことが無いし、音楽もクラブ系とかは興味が無いし…
まあでも、知らない世界を覗いてみましょ♬ぐらいの気持ちで表紙をめくったのよ。

「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」では、5つのカテゴリーからタイ新しい文化にフューチャーされているのだけれど、まず最初に取り上げられているのが、‘タイのコーヒー’なの。
実はホム マリ、タイコーヒーにはとても注目していて、お土産にもドイトゥンプロジェクト王室プロジェクト)のコーヒーを買って帰ったりしているのよ。
だから、最初にタイのコーヒーを取り上げてくださっていることで、「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」との距離がぐっと近くなった気がしたわ。
しかも、タイのコーヒー生産者・バリスタ・カフェ経営者などのそれぞれの目線から紹介していらして、とても興味深かったわね。
特にコーヒーに関しては、ドイトゥンプロジェクトから始まったタイでの新しい文化が花開きつつある段階で、正に‘現在進行形の文化’の代表と言えるのではないかしら。
そんなタイのコーヒーのお話しの中で、「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」さん、流石お忘れでないわね!と感じたのが、タイ的コーヒーoliang(オーリアン)のこともちゃんと書かれているところね。
オーリアンとは、タイ激甘コーヒーで、再定番の地位を確立しているタイティーコーヒーバージョンといったところかしら。
スターバックス進出以前は、タイコーヒーといえば8~9割この激甘コーヒーで、ホム マリはちょっと敬遠気味だったけれど、本格的なコーヒーの登場によって、タイでのコーヒー文化の‘幅広さ’の一部として、今では、存在し続けていって欲しい気持ちだわ。

帯を外すと、そこにもトゥクトゥク!

第2章では‘スケートボード’について書かれているの。
バンコクにいて、スケボーのことなど気にしたこともなかったホム マリだけれど、スケボーを通じて、‘こういう文化もあるのね!’と新しいものを発見した気分になれたわ。
と同時に、あんなガタガタ道が多い街でもスケボー少年がちゃんといることに驚きを覚えて、ほのぼのとした感覚にもなったのよ。
いかにもタイっぽいバイタクでもトゥクトゥクでもない、ボーダー目線バンコクチェンマイが見えてきて、とても面白かったわね。

第3章では‘音楽’のことなのだけれど、‘モーラム’というイサーン地方の音楽を中心に取り上げられているわ。
ホム マリ的に、イサーン地方といえばラープのような特徴ある食文化が頭によぎるけれど、音楽の面でもイサーン地方特筆すべき文化が根付いているとは、お勉強になったわね。

第4章は‘アート’よ。
「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」では、絵画を中心にお話をされているわ。
登場されるタイ人アーティストの方々が、いかにも芸術家!ではなく、道端ですれ違うようなごく自然な雰囲気をお持ちの方が多い印象を受けて、それが‘NEW’なタイアートの根幹となっている気がしたわね。肩ひじを張らないという感じ。

第5章では、‘other stories’として、著者が‘タイの文化’と思われているものをいくつか取り上げられているの。
例えば、‘ビニール袋’は、ホム マリも同感で、日本人の感覚ではお弁当箱や水筒のような入れ物に入れたくなるお総菜やドリンクをすべてビニール袋に入れてしまうところは、確かに‘文化’レベルなのよ。
この‘ビニール袋’のように、‘other stories’に出てくるものそれ自体は決して新しいものではないけれど、外国人若い世代のタイ人からは、‘一周まわって新しい’的な感覚でとらえられそうな文化といえるわね。

そして最後に、タイでのworkationのことが出ていて、滞在の仕方新しいスタイルを提案されているわ。
仕事ができる環境と、古典的なものから新しいものまで、様々な文化を併せ持つタイにはぴったりなステイの方法だと、ホム マリも納得しながら拝読したの。

各章が、ホム マリにはとても新鮮で、アンテナを張り詰めながら読み続ける中、各章の最後に出てくる‘今日のアロイ’というコラムが、ホム マリにとっては得意分野に戻されたようで、ある種の緊張を解きほぐしてくれたわ。
そうして、最後に表紙を閉じたとき、次回のバンコクでは、今までとはまた違った目線タイを感じることができそうな、‘確かな感触’を心の中に感じたの。
だからまたバンコクに行きたい!そんな気分にさせてくださる「NEW NEW THAILAND 僕が好きなタイランド」NEW NEWなうちに、是非ご覧になってはいかがかしら?

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